自分の考えから自由になる方法

男性

私の叔父は奥さんをガンで亡くし、そのあとすぐに可愛がっていた愛犬のアメリカン・コッカー・スパニエルのジャクソンも亡くなりました。その喪失感からペットロスとうつ病にとても苦しんでいました。


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どうすれば今を変えられるのか

叔父は、亭主関白で働き者でしたが家事は一切していなかったので、奥さんが亡くなり、自分が家庭の中のことを何も知らないでいたことにショックを受けていました。

叔父はよくわからない家事をこなさなくてはならなくなった生活に「誰かに頼むことはできないだろうか」と考えました。

しかし、叔父の性格上、「家事を手伝ってくれる人なんていないだろう」と、否定的な考えがすぐに頭をよぎってしまいます。

初めはジャクソンの散歩をしながら近所の人と話をしたりもしていたようなのですが、ジャクソンが亡くなってからうつ病に加え、ペットロス症候群にもなり、仕事やゴミだし以外にはあまり外に出なくなってしまいました。

「誰かに助けてほしい」という気持ちを抱えながら、ゴミ出しをしていた朝、ちょうどゴミ出しに出てて来た近所の奥さんが叔父に話しかけてきたそうです。

近所の奥さん(K)「○○さん、おはようございます」

叔父(O)「あ、おはようございます…」

(K)「最近どうですか?食事はきちんと摂っていらっしゃいます?」

(O)「いや、ついいつもコンビニ弁当で済ませてしまうんですよ」

(K)「毎日コンビニのお弁当じゃ身体を壊してしまいますよ」

(O)「…はい、そうでよね」

(K)「そうだ、私の母も1人暮らしで、1人分だと材料が余って勿体ないから毎日お弁当を届けてくれる和民の卓食のサービスを受けているんです。健康管理もしっかりしてくれてるからコンビニのお弁当よりも健康的みたいですよ」

(O)「そんなものがあるんですか?」

(K)「掃除も月に1回ですけど、ダスキンの方にお願いしているんです」

(O)「そうなんですか…あのよろしかったらそこの連絡先とか教えて頂けますか?」

(K)「いいですよ。メモをとってあとでお宅に持っていきますね」

(O)「すみません、ありがとうございます」

と、このようなやり取りがあったようなのです。叔父はこのときも「断られたらどうしよう」「そんなこと聞くとだらしない男に思われるのではないか」と色々とマイナスな方へ考えてしまっていたようです。

しかし、そのあと連絡先のメモを持ってきてくれた近所の奥さんが、市で行われているカルチャーセンターに参加しないかとお誘いをしてくれたようなのです。

初めは戸惑っていた叔父ですが、近所の方も通っているようだったので休日は一緒に通うことにしました。

それまで叔父は、奥さんのことも愛犬のジャクソンのことも誰にも話せずにいましたが、お稽古仲間ができたことによって、笑顔も会話も増え、ペットロスを克服し、うつ病も少しずつ改善していくことができました。

自分に考えから一歩踏み出して自由になる

困ったことがあると、私たち人間はどうしても自分の考えに縛られて先に進めなくなることがよくあります。

誰かほかの人に相談したいと思っても、「こんなことを相談して、相手はどう思うだろう」「自分で解決させればいいだけのことなのに、ダメな人間だと思われてしまうのではないか」と、色々な考えが頭の中を駆け巡ります。

私もそうしたことがよくあるので、そのときの自分の考えを振り返ると、「恥ずかしい」という気持ちが強いようです。

「否定されたらどうしよう」「ダメな人間と思われた恥ずかしい」といった気持ちが強くて、一歩踏み出せないことがあります。

また、相手のことを考えて躊躇してしまう方もいらっしゃると思います。「こんなこと相談したら迷惑なんじゃないか」「相手にまで嫌な気分にさせてしまうのではないか」と考え、自分のことを抑えてしまうのです。

「自分が傷つきたくない」「相手に負担かけたくない」と、そう考えてしまう気持ちはよくわかりますが、そのために、問題を解決するという本来の目的とはまったく違う方向に考えが進んでいっては本末転倒です。

それでは問題を解決することができません。自分を守りたいと考えて、結局は問題を解決できず、自分が苦しむ結果になってしまいます。

現在、ペットロスで苦しんでいる飼い主さんが、相談するかどうか迷っているときには、もし相談をしなかったら、どのような結果になるかを少し想像してみてください。

相談しなくてもそんなに困らないということであれば、そのままでいいと思います。しかし、それでますます困ったことになるようであれば、思い切って行動することをおすすめいたします。

人に救いを求めることも、多少の迷惑をかけることも、ときにはしかたのないことですから、自分の考えから自由になる方法として、今まで諦めていた行動を起こしてみてください。


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