ペットロスの背景

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ペットを取り巻く環境は日々変化しております。昔は使役動物と言われて、役に立つから飼われていたというものでしたが、徐々に使役動物から愛玩動物という位置づけとなり、近年では伴侶動物(コンパニオンアニマル)と呼ばれるように、ペットたちの地位は向上しています。


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ペットは心を分かち合う最愛のパートナー

日本において、広く一般家庭で犬や猫がペットとして飼育されるようになったのは、昭和40年代後半に入り、人々の生活に経済的なゆとりが生まれ、多くの人々が中流意識を持つようになってからと考えられます。

もちろん、もっと早い時期から一部の人たちによってペットとしての犬や猫が飼われ、ドッグショーなども開かれていました。

さらに社会環境も変化してしており、大家族から核家族・少子化へと時代は移り変わる中で、ペットは一緒に暮らす者として迎えられ、心を分かち合うパートナーとなってきました。

最近では単家族と呼ばれる一人暮らしをしている人が増加しています。生活の基盤であ家族形態の変化は、家庭内におけるペットの立場を変化させる1つの要因であったと考えられます。

ペットは純粋で心を癒してくれる存在

番犬としてではなく、家族の一員として迎え入れられた犬たちは、家の外の犬小屋ではなく、家族と同じ屋根の下で生活するようになりました。

こうして犬たちは私たち人間と寝起きを共にし、共に楽しみ、共に支え助け合い、外出から戻ればいつも喜びを身体全体で表現しながら迎えてくれ、誰にも言えないことを文句ひとつも言わず黙って聞いてくれ、寂しいときや悲しいときには常に傍に寄り添ってくれる、そんな存在になっています。

ここまでくるとペットは家族の一員という地位が確立され、多くの人たちから「うちの家族」「うちの子」と呼ばれ、言葉や種族・血族などの違いを乗り越えて関係を結ぶようになり、溺愛した擬人化ではなく、家族の一人として受け入れられるようになりました。

ある人にとっては、たった一人の家族であり、周囲の誰よりも大切な存在となっていることもあります。

また、人は社会構造あ複雑化して人間関係も多岐にわたりストレスを抱えるとうになり、コミュニケーションが希薄化していくという中で、犬や猫などのペットは純粋で心癒してくれる存在としても受け入れられるようになりました。

言葉が違う故に触れ合うことによってコミュニケーションをすることからも、より密接な関係を培うようになってきています。

ましてやペットは人の容姿や役職、家柄や年収、年齢や性別などで差別することなく愛してくれる者を素直に受け入れ、純粋な愛情で応えてくれるので、より愛されるようになっており、より強い絆を育むようになってきているのです。

獣医学の発達や飼育環境の改善と向上

そして、犬や猫などのペットの地位向上に伴い、獣医学の発達および飼い主さんの意識の向上に伴い、感染症に対する予防が進み、飼育環境の改善、各種ペットサービスの普及などから、ペットたちの栄養状態もよくなりました。

このため、30年ほど前に比べるとペットの寿命は確実に長くなり、家族と一緒に暮らせる時間も長くなってきました。

その分、絆も強くなりましたが、動物の平均寿命が短かった時代に比べ、慢性疾患や腫瘍などの発生率が高くなっており、家族にとっては厳しい決断を迫られる状況が生じることも多くなってきています。

これらのことを背景として、犬や猫などのペットたちはますます人々にとって非常に身近な存在となってきました。

当然、それだけ愛情を注いで関係を深めていくことになり、ペットを喪ったときの深い悲しみや辛い経験をする人々も多くなったと考えられます。


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