子供のペットロス症候群

子ども

子供たちにとって、愛犬や愛猫などのペットは兄弟であり、姉妹であり、親友であり、遊び相手であり、よき理解者でもあり、共に成長していきますので、ペットを喪うというこということは人生で初めて経験する大きな悲しみとなり、心に大きな傷を負います。


スポンサードリンク

子供たちのペットへの想い

子供たちは心豊かな感性で犬や猫、うさぎ、インコなどのペットたちと接しており、姿の違いを乗り越えていますので、家族の誰かが亡くなるような悲しみと同じく考えてください。

子供たちはとても素直で、人前でも大泣きするものですから、つい大人は慰める側に回り「そんなに泣かないの」「いつまで泣いているの」「もう泣くのをやめなさい」などと泣くのを抑えるように言ってしまったり、「また飼って(買って)あげるから」「動物なんだから仕方ないでしょ」とペットのことを軽く言ってしまったりしまったりすることがあります。

ペットは家族ですから、愛する者を喪って涙することは自然なことで、決して悪いことではありません。涙することは心を表すものであって抑えることではなく、泣かせてあげることが大切です。

泣かないこと、涙しないことで元気になっていくのではなく、大いに泣くことで元気になるのですから、子供に泣くことを注意したり、禁止したりすることはよくありません。

これを「いいかげん泣き止みなさい!」「男の子なんだからいつまでも泣いていないの!」などと言いますと、『泣くことは悪いこと』『想うことは悪いこと』『愛することは悪いこと』『命ある者を大切に思うことは悪いこと』となり、泣かないようにはなるかもしれません。

しかし、デリケートな心は傷ついたままとなり、『泣かないために愛さない』『泣かないために愛せない』『想わないために向き合わない』というように、心を封印して大切なことを経験せずにトラウマになってしまいます。

子供の心に寄り添いペットロスと向き合う

子供は素直な心を持ち合わせていますが、子供は親を心配させまいと明るく振る舞うことがあります。ですから泣かなければいいというものではありません。

泣かないからといってペットロスから立ち直ったと思い込まずに、子供の気持ちになって対話や触れ合いなどから素直に心に寄り添ってあげましょう。

さらに、大人だって命の終いをよく理解できないように、子供たちにとっては命の終いというものが理解できないことと思いますので、「などうしてずっと眠ったままなの?」「どうして動かないの?」「いつになったら目を覚ましてまた遊んでくれるの?」「どこに行っちゃったの?」などと色々なことについて「なんで?どうして?」と聞かれて困ることもあるでしょう。

そのようなときは、なるべくわかるように話してあげてください。説明することだけで終わらせず、お話や絵本などのイメージからからもわかることもありますので、できるだけ子供たちの心に寄り添い、向き合ってあげてください。

大人は理性でものを言いますが、子供は感性からものを聞いてきます。ですから、いくら理性で語っても子供たちが求めている答えでないことが多々ありますので、理論的な答えよりも心に寄り添うことを心掛けることが答えとなることでしょう。

この悲しみのときに、親であるあなたが施した優しさが子供の心の成長の糧となって、この接し方がいつか自分にかかわるすべての人への優しさに変わります。

この優しさという人として大切なことを学ぶ機会を与えてくれた愛犬や愛猫などのペットの命を軽んじて、「たかがペットのことで…」というのは禁句です。

それは、素直に悲しむ心を否定することになり、自己不安や人間不信につながる原因にもなりかねます。

慰めの言葉より大切なのは愛情で包んであげること

そして、「また飼って(買って)あげるから」というのもよくない言葉で、命はかけがえのないものであることを学ぶ機会を奪ってしまい、命を軽んずることにつながります。

愛する者を喪って悲しむのは優しい心があるからであって、その優しさを育んでくれた愛犬や愛猫、うさぎやインコなどのペットを家族みんなで弔うことで、きちんと供養してあげるといいと思います。

そして、こどもにとって慰めの言葉よりも大切なのは、沈んでいる心を含めて、父親として、母親として愛情で包んであげることです。

そうして困難な時期を支えてもらって悲しみを乗り越えた子供たちは、そのときに示した大人の態度が記憶に残り、同じような悲しみを経験した仲間を理解と共感で支えてあげる思いやりのある大人になることでしょう。

さらには、ペットロスの経験から人生に困難なことあっても乗り越えられる自信を身につけ、ペットの命は姿を変えて子供たちの生きる力となります。

このようにペットの命から学ぶ命の大切さ、命の尊さを学ぶ教育は、『生きることを学ぶこと』になりますので、子供の涙を拭いてあげたいがために、涙することを否定したり、安易にペットを与えたりすることで、子供たちから学ぶ機会を取り上げないでください。

また、子供たちは大人と違っていつも『今』を生きていますから、あまり心配なさらずに子供たちの持っている力を信じてあげてください。


スポンサードリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ